前回は、昼からの立ち回りについて解説しました。
お昼からの稼働のメリットは『自腹を切らずに設定推測が出来ること』です。
他の人が捨てた台でも、調べ直してみれば高設定が拾えることがあります。
が、まぁそういうことは少ないです。
何故なら、実際に打って台の挙動を把握出来るから、です。
打っていれば、チェリーやブドウの落ち具合も判断材料になりますので、より設定判別の精度が増します。
一方、ボーナス確率やスランプグラフからしか台の挙動が予測出来ないお昼からの稼働は、そういった副次的な判断要素(チェリーなど)の情報が欠けているので、「ボーナス確率が良くても実は低設定だった!」なんてことは、普通に起こります。
これが、お昼からの稼働のデメリットですね。
データ機の数値やグラフでしか判断出来ないので、よりシビアな判断が求められます。
なので、お昼からの稼働は・・・
①「無理をしない」
②「甘く見積もらない」
③「自分に都合のいい妄想をしない」
これらを一度声に出してから望んでみるといいでしょう!
さて、今回の記事では、【夕方~夜の立ち回り】について解説していきます。
総ゲーム数は十分にあるだろう夕方以降の立ち回りでも、あなたを負けに追い込む罠が潜んでいるので、最後まで読んで避けられるようになりましょう!
夕方~夜の立ち回り

あなたは夕方からジャグラーを打つ時、ついボーナス確率が良い台ばかり狙っていませんか?
夕方からジャグラーを打つ時は
・ボーナス確率が良い台
・ボーナス合算が良い台
・メダルがたくさん出ている台
を、ついつい見てしまいますよね?
恥ずかしい話、私も夕方からジャグラーを打つ時は、そのような間違ったポイントを見て判断し、「あれ?1000Gハマったぞ・・・なんぞ・・・?」という結果を、何度も味わってきました。
そういった悲しい出来事に会わないためにも、次のポイントをよく覚えておいてください。
もっとも重要なポイントは…!

まず、ジャグラーの設定判別で必要なポイントは、
①REG確率
②ボーナス合算
③ぶどう確率
この順番に判別していくことが多いと思います。
確かに、この判別の順番は正しいです。
しかし、これは朝から狙う時の判別方法です。
夕方から、ジャグラーを狙うには【ぶどう確率】に注目することが大事になってきます。
なぜ、ぶどうなのか?

例えば、5000回転以上回っていて、BIGとREG確率が「設定56の数値」だとします。
「お!この台、ボーナス確率がめちゃくちゃ良いな。打つか!」
そう思って、つい打ってしまいがちですが、一旦スランプグラフにも注目すること!
例えば、下のようなスランプグラフだったとします。

これを見てみると、
「ボーナス確率は軽いので、初当りは取れていますが、出玉が全然ついてきていない」
と分かりますよね?
もし、このスランプグラフのデータが、このような感じだったらどうでしょうか。
回数 | 出現率 | |
---|---|---|
回転数 | 5000G | – |
BIG | 18回 | 1/277 |
REG | 19回 | 1/263 |
合算 | 37 | 1/135 |
ボーナス確率・合算を見ると、高設定ということは、間違いなさそうです。
しかし、スランプグラフを見ると、まったく出玉がありません。
よってここで考えられるのは、
「低設定の誤爆」or「ぶどう確率が悪い」
ということが考えられます。
では、こちらを見てください。
設定 | BIG | REG | 合算 |
---|---|---|---|
1 | 1/287.44 | 1/455.11 | 1/176.17 |
2 | 1/282.48 | 1/442.81 | 1/172.46 |
3 | 1/282.48 | 1/348.60 | 1/156.04 |
4 | 1/273.07 | 1/321.25 | 1/147.60 |
5 | 1/273.07 | 1/268.59 | 1/135.40 |
6 | 1/268.59 | 1/268.59 | 1/134.30 |
BIG確率を見てもらうと分かりますが、
設定1・・・1/287.44
設定6・・・1/268.59
と、BIG確率の数値を見ると、あまり設定差がないことが分かります。
あまり設定差がないということは、
「設定1でも調子が良い時は、設定6のような挙動をする」
ということも考えられますよね?
ジャグラーはデータ機だけで、ある程度判別できる機種ですが、最後に重要になるのは、「ぶどう確率=コイン持ち」になります。
夕方だからこそ、ぶどう確率をちゃんと見よう!
夕方以降なら、ある程度は総回転数が多くなっているので、ボーナス確率だけを見ても、高・低設定の判別ができますよね。
冒頭でお話しましたが、ジャグラーの設定判別では、
①REG確率
②ボーナス合算
③ぶどう確率
の順に判別する、とお話しました。
しかし、夕方からの稼働だと
①REG確率
②ボーナス合算
この2つは、データ機で判別することができるので、
最後の判別の後押しとなるのが「ぶどう確率」になります。
例えば、ボーナス確率は設定6付近、ぶどう確率も良好な台の挙動としては、このようなグラフになります。
【GOOD】
最初にお見せした、ぶどう確率が悪い台は、こちらです。
【BAD】
そして、2つのグラフのデータは、こちらです。
【BAD】
回数 | 出現率 | |
---|---|---|
回転数 | 5000G | – |
BIG | 18回 | 1/277 |
REG | 19回 | 1/263 |
合算 | 37 | 1/135 |
【GOOD】
回数 | 出現率 | |
---|---|---|
回転数 | 7466 | – |
BIG | 30回 | 1/248 |
REG | 28回 | 1/266 |
合算 | 58回 | 1/128 |
ボーナス確率は同じように見えますが、出玉がまったく違いますよね?
この違いが【ぶどう確率の差】になります。
この2つのスランプグラフでは、どちらが高設定か?と言われると、
GOODのスランプグラフで出玉がある方が、ぶどう確率が良いと予想できるので、高設定と考えられます。
ただし、もちろんGOODが低設定の誤爆で、BADが高設定の場合もあります。
しかし、設定狙いで重要なのは【その台を打つ根拠】になります。
【BAD】のデータからは、
・ボーナス確率
しか高設定と考えられませんが、
【GOOD】では、
・ボーナス確率
・ぶどう確率
の2つが判断要素として、加わります。
どちらが高設定かと考えた時は、ひとつでも高設定の要素が強い方を選ぶべきです。
ジャグラーのぶどう確率は、大きな設定差はないと思われがちですが、最終的にはこのような結果に大きく繋がることになります。
もしこれまでの立ち回りで、ボーナス確率しか意識していなかった方は、今回の記事を読んだ後は、ぶどう確率のことも意識してみてください。
今回のまとめ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
今回の要点をまとめますと・・・
①夕方以降は、ぶどう確率も重視しよう
②スランプグラフが見れない場合は、ホールの癖などの根拠を見つけること
③時には「今日は打たずに帰ろう!」という割り切りも、大事である
以上です。また次の記事でお会いしましょう!