前回は、設定狙いについて解説しました。
設定狙いは、確かに1日打ち切れれば大量に稼げるのですが、それ故に【ライバル】が多く存在します。
高設定は、特定のイベント日にしか入らない傾向があるので、プロや【軍団】と呼ばれる打ち手を雇って高設定台を奪い取る集団などが集まってきますし、整理券が抽選方式だった場合、良い番号が引けなければ狙い台に座る事も困難になります。
また、私みたいな普段は仕事をしている兼業スロッターですと、夕方以降からの立ち回りが多くなってしまいます。
なので、設定狙い一辺倒の立ち回りでは、とても非効率だということが分かると思います。
そんな時こそ、今回解説する立ち回り方【天井狙い】が重要になってきます。
今回の記事では、【天井狙いをする上での最低限の基礎知識】について解説していきます。
設定狙いに比べて、簡単な立ち回りになりますが、時間とタイミングと根気が必要になってくる立ち回り方になります。
天井狙いってなに?

まず【天井】とは、「大ハマリの救済措置、として備わっているもの」で「ある特定のゲーム数に達すると、必ず何かしらのボーナス(BBやREG)や特化ゾーン(CZやATなど)に当たる」というものです。
そして、「天井狙いの立ち回り」とは・・・
「天井機能が搭載されている機種において、天井近くまで回っている台をひたすら探して、見つけ次第それを打つ」という行動を、ひたすら繰り返すことです。
別名で【ハイエナ】と呼ばれます。
ジャグラーシリーズなどのAタイプの機種は天井機能が搭載されていないものが、ほとんどです。
主に、AT・ARTタイプの機種が、狙い台になります。
例を挙げてみましょう・・・

例えば、「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」という機種の天井は「1480G」です。
天井に到達すると、「GOD GAME(ART)」に必ず当選するようになっています。
つまり、前回のART終了時から1480ゲーム回すと、必ず大当たりが来るということです。
本来、ミリオンゴッドのART当選確率は1/274〜1/452と、かなり重く、なかなか当たらないので、一定のゲーム数を回すだけで必ず当たるというのは、大きなメリットになります。
この機種は、現在は撤去されていて打てないのですが、設置されていた頃はもの凄い人気を誇っていました。
私も休日には、よく打ちに行ったものです。「GOD揃い」からの一撃性やSGGのくそ揃わなさ、そして天井からの単発・・・懐かしいですねぇ・・・(血涙)
この「天井」という仕組みを利用して、
「天井までの残りゲーム数が少ない=期待値がプラスになるゲーム数からのみ打つ」
という立ち回り方が【天井狙い】というものです。
天井狙いの基本的な立ち回り
天井狙いのやり方は、めちゃくちゃ簡単です。
まずは、空き台を見つけます。次に「期待値がプラスになるゲーム数」を調べます。
Googleなどで「機種名+期待値」で検索すればOKです。
例えば「ミリオンゴッド 期待値」という感じで検索すると、ミリオンゴッドの天井期待値が乗っているサイトが、いくつかヒットします。
基本的には、どのサイトでも問題ないのですが、私個人のオススメは「期待値見える化様」というサイトです。
引用:期待値見える化様
上の表のように、「何ゲームから打ち始めると、等価なら何円の期待値がありますよ」と明記されているので、後はそのゲーム数で空いている台を探すだけです。
ただし、注意点が1つあって、
期待値とは、「あくまでも、そのゲーム数から打ち始めて、天井に到達した時に得られる金額の平均」であること
を、覚えておいて下さい。
ボーナスに当選した後の展開次第では、大きく負ける場合もあります。
あくまでも目安でしかないので、過信するのは禁物です。
ボーダーラインを事前に決めておく

先ほど、「期待値がプラスなら打つ」とは言ったものの、期待値があまりにも低い場合は打たない方がいいです。
例えば、期待値1円の台は、100台打っても100円にしかならないので、時間の無駄にしかならないのは、当然ですよね?
なので、「期待値がいくらなら打つか?」という線引き。いわゆる、【ボーダーライン】を自分の中で決めておく必要があります。
上の表から、ボーダーラインを考えるとしたら、金額だけ見ると「550G」から狙えそうに思えてきますが、初当たり確率も踏まえてみると、「650G~700G以上」からが、ボーダーラインとなるでしょう。
まぁ、実際は、このラインから狙ったとしても厳しかったんですがね・・・凱旋は、本当に色んな思い出がありますです(笑)
天井狙いをする上で最も重視するべきことは、
「天井到達までの投資金額が少なければ少ない程プラスになる」
ということです。ま、当然ですよね。
ボーダーラインを下げれば、台を見つけやすくなるが、投資がかさんで、収支が荒れやすくなります。
逆に、ボーダーラインを上げれば、安定して勝てるようになるが、狙い目となる台を見つけにくくなります。
ボーダーラインは、個人のお財布事情や環境によって変えるべきですが、
1000円以下の期待値では収支が荒れすぎる、かと言って2000円以上の期待値はなかなか見つけられない、と点を踏まえると・・・
先ずは「期待値1000円〜2000円を、ボーダーラインにする」ことから、始めていきましょう!
天井狙いをする上での注意点

さて、冒頭にも少し書きましたが、天井狙いをする上で、覚えて欲しい点が「3つ」あります。
その1:時間
まず、これが一番大事です。天井狙いの立ち回りにおける基本中の基本です。
24時間まるまる、もしくは1日数時間、パチンコ店内や別のお店へ移動しまくって、おいしい台を探し回る為の時間。
この時間がなければ、天井狙いは不可能であり、根底から崩れます。
まずは、時間の確保。天井狙いの立ち回りをするならば、これが大前提となります。
その2:タイミング・時間帯
次に大事なのが、「パチンコ店に行くタイミング・時間帯」です。
天井狙いをする以上、0Gなど回っていない台を狙うわけにはいきません。
だからといって、他人が打っている台を奪い取ることもできません。
要するに、ある程度回されてから放置される台が出始める時間帯に、パチンコ店へ行く必要があります。
基本的には、「夕方以降など、人が家に帰ろうかと思う時間帯」や、
「朝一の設定判別の為に回された台が放置される、正午頃の時間帯」が目安となります。
何故、正午頃なのかと言うと、大体の機種は【設定変更(リセットとも言う)】をされないと、前日の閉店時のゲーム数を、翌日に引き継ぎます。これを【据え置き】と呼びます。
例えば、前日400Gで閉店した台が据え置きされていて、翌日200G回してあった場合、
合計で600G回されている状態になります。
そして、その台の天井が1000Gとしたら、残り400Gで天井に到達する、ということになります。
この狙い方を【宵越し狙い】と呼び、天井狙いの一種に分類されます。
なので、「お店毎に狙いやすい時間帯を調べておくこと」が重要です。
その3:根気
天井狙いの立ち回りをするには、毎晩の閉店間際のデータチェック、そしてチェックした台を取る為の毎朝の早起きも、必須です。
パチンコ店によっては「全台据え置き」という運営方針をしている場合もありますので、
そういうお店で、天井間近までハマって閉店した台は、翌朝当然チャンスとなります。
また、天井狙いは、必然的にライバルが多いです。
だって、立ち回り方としては簡単ですし、比較的安定した勝ち方ですからね。
私も普段は、天井狙いでお店を回っています。
ですので、おいしい台があってもライバルに取られたり、あるいは、そもそも台が見つからない場合が多々あります。
1日単位での稼ぎは、設定狙いに比べれば少なくなる傾向にあるので、月単位の稼ぎを目標として、日々コツコツと立ち回っていくことが大事です。
「一撃で大金を手に入れてやろう!!」と意気込むのは良いんですが、その勢いのまま無謀な打ち方をしてしまうぐらいなら、毎日コツコツと勝ちを重ねていくことを、おすすめします。
1ヶ月を30日とした場合・・・
毎日1000円勝てば、1ヶ月で3万円。
3000円なら9万円。5000円なら15万円、になります。
どうですか?「たまたま15万円勝って、その後は一切打たない!!」と決められるなら、そうすべきですが、人間1度でも大勝ちすると、「次も勝てるぞ!!」って思い込んで、また打ってしまうんです・・・。
そうして、せっかく稼いだお金を無駄に散らして一文無しになって家に帰る・・・なんて人の話を、しょっちゅう聞きます。
1回で15万円は無理でも、1日1000円~3000円を勝つぐらいなら出来そうだ、と思いませんか?
なので、天井狙いをする時は、実際に稼いだ金額が少なくとも「稼ぎがプラスになった日を増やしていけば良いんだ」ぐらいの気持ちで立ち回っていきましょう!
今回のまとめ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
今回の要点をまとめますと・・・
①天井狙いは、まず期待値を調べること
②期待値は、あくまでも平均値であり目安でしかない
③設定狙いよりも、ライバルが多い
④日単位ではなく、月単位での勝利を目指すべし
以上です。また次の記事でお会いしましょう!